日本小児科学会は2021年6月16日、新型コロナワクチンについて見解を公表しています。ポイントをいくつか列挙いたします。厚生労働省のHPなどでもQ&Aなどでまとめページがある様です。
日本小児科学会の見解

●12歳以上の健康な子供へのワクチン接種については「意義がある」

・重症化事例もある基礎疾患のある子供の重症化を防ぐことが期待される

・小児患者の多くは軽症だが、同居する高齢者がいる場合は感染を抑制できる

などの点から「意義がある」としています

●そのうえで、実施にあたっては「慎重に実施されることが望ましい」としています

・メリット(感染拡大予防等)とデメリット(副反応等)を本人と養育者が十分に理解していること

・接種前・中・後におけるきめ細かな対応を行う体制が前提であり、できれば個別接種が望ましい

●今回公表した考え方は現時点の情報に基づくもので、引き続き新型コロナワクチンに関する情報を収集して解析し、内容を変更することがあるとしています。

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いくつかのメディアでセンセーショナルに報道されていましたが、現場の教員の方から学校や保護者の方の声を少し聞いてみると、ちょっと印象が変わりました。保護者の方や学校サイドの方が各々で冷静な判断がされそうで安心しました。

いくつかお声を頂きましたので、列挙いたします。それぞれ個人的見解なので、今後東京都や世田谷区、各学校がどのように判断していくかについては今後も注視して参ります。

 

・教員としては早く接種をして、「子供たちへ感染させてしまうのでは?」という心配は早く減らしたいので教員の早期接種はありがたい

・子供間での感染は、子供自身にとっても負担が大きく一定の接種によりリスクが低減することは期待したい

・副反応についても心配はある。接種は強制ではなく任意ということであくまでもご家庭で判断し選択できる点は良いと思う

・運動会や林間学校などの学校行事も子供達にとって重要な教育プログラム。こうした行事をできる限り開催していくきっかけになることは期待したい

・ただ、子供たちはもとより十分な情報がない点は不安なので、ここは充実して欲しい