塩野義製薬が開発中の新型コロナウイルスワクチンを生産・供給できる量が来年1月から年間最大6千万人分へ倍増する、との報道もありました。

ワクチン接種するなら「国産がいい」とおっしゃる方、多いです。なので、若い方の接種希望者が高齢者に比べると少ない見通しの中では、明るいニュースとも言えるのかもしれません。

大規模接種センターなどで使用されているモデルナの新型コロナウイルスのワクチンについて、国の研究班が接種後の症状を初めて公表しました。

「ファイザーと比べてどうなの??」との問い合わせもいただくのですが、専門家でもない私が回答するわけにはいきませんので、厚生労働省研究班の報告をレポートします。

接種から2日後にかけて、痛みや発熱などを訴える人が目立ったということです。

厚生労働省の研究班は、モデルナのワクチンの1回目の接種を受けた自衛隊員1400人余りについて接種後の症状を初めて分析しました。

▼症状で最も多かったのは「接種部位の痛み」で、
▽接種の当日に確認された人が63%、
▽翌日が86%、
▽翌々日が68%でした。

また、
▼「全身のけん怠感」は、
▽接種の当日が13%、
▽翌日が22%、
▽翌々日が16%、
▼37度5分以上の「発熱」は、
▽当日が1%、
▽翌日が4%、
▽翌々日が2%でした。

いずれも接種の翌日が最も多く、
3日後には症状がおさまる傾向が見られたということです。

また、「全身のけん怠感」と、「頭痛」、「発熱」は、若い人のほうが発症する人が多く、20代が最多でした。

国の研究班の代表で、順天堂大学医学部の伊藤澄信客員教授は「ファイザーのワクチンと同様、若い世代ほど症状が出やすい傾向がある。2回目の接種後には、より症状が出る可能性があり、注視していきたい」としています。