昨日、教育庁からの報告についてお知らせ致します。

1.学校運営の基本方針

新型コロナウイルス感染症の変異株による割合が急速に増加していることを踏まえ、これまでい以上の危機意識を持って感染症対策に取り組む必要がある。

都立学校においては、感染防止対策を徹底しながら学校運営を継続することとし、感染状況に応じて、学校における対面での指導と家庭でのオンライン学習等の配分を変えて対応していく。

2.教育活動上の対応

(1)オンラインの活用・分散登校・時差通学

高校生は、地域をまたいで広範囲に移動(通学)しており、生徒の生活圏が広い。また、高校生の感染状況は他の学校種と比較して感染経路不明が多く、部活動関係や休日における学校外での感染事例も見られている。現在の高校生の感染状況は、都全体に占める割合は低いものの、都全体の傾向と同様に増加傾向の兆しが見られる。

以上の行動特性等を踏まえ、緊急事態宣言下においては、分散登校を実施し、特にゴールデンウィーク期間中(4/29~5/9)においては、人流を徹底的に抑制するため、オンラインを活用した教育活動を全面的に実施する。

対象の学校:高等学校、中等教育学校、附属中学校(定時制・通信制と島嶼の学校は除く)

実施内容:①緊急事態宣言期間中は、公共交通機関が混雑する時間帯をより一層避けられるよう始業・終業時間の設定を工夫するなど時差通学を徹底するとともに、分散登校(登校生徒数の割合:2/3以下)を実施する。

②4/29~5/9までの間は、全面オンライン学習(全員自宅学習)とし、クラウド学習支援サービスを活用した課題の配信や、オンラインを活用した同時双方向型のホームルーム等を実施する。

(2)中止又は延期する教育活動

・感染症対策を講じてもなお飛沫感染の可能性が高い学習活動

全ての部活動。ただし、各競技団体等が主催する大会等が行われる場合、感染症対策の徹底、生徒・保護者の同意書を得る大会等出場14日前から大会等終了までの生徒の健康観察の徹底を条件として参加を認める。

・児童・生徒等が学年(学部)を超えて一堂に集まって行う行事、校外での活動

・修学旅行等の宿泊を伴う行事

※再開に当たっては、感染状況やGoToトラベルの動向等を踏まえて別途判断

3.ゴールデンウィークも含めた緊急事態宣言中における児童・生徒等に対する指導

上記「1 学校運営の基本方針」の通り、これまで以上の危機意識を持って感染症対策に取り組む必要があるため、新型コロナウイルス感染症の正しい理解とともに、不要不急の外出自粛、生徒のみの会食はしない、カラオケやゲームセンター等には行かない、旅行はしないなど、感染症対策の一層の徹底に向けた指導を行う。保護者の皆様への周知なども行う。

4.児童・生徒等への個別配慮

特に配慮が必要な児童・生徒等に対しては、必要に応じて個別に対応する。

感染予防や感染不安により、登校できない児童・生徒等について、健康状態や学習状況を把握するとともに、オンライン等を活用するなどして学校の学習内容や課題を伝えるなど個別に対応する。

5.区市町村教育委員会への対応

区市町村立学校においては、文科省の通知も踏まえ、感染防止対策を徹底しながら学校運営を継続することを依頼する。児童・生徒等の体調が悪いときは休養させる、休日においても感染症対策を徹底するなど、保護者の皆様への周知などについて依頼する。また、これを機会に一人一台端末を活用したオンラインの取り組みの推進や、感染予防や感染不安により登校できない児童・生徒等へのオンライン等を活用した個別の対応についても依頼する。

なお、小中学校の児童・生徒の行動特性や感染状況は高校生と異なることから、上記の都立学校における「2 教育活動上の対応」は求めない。

 

●ここが大事!

区市町村別の児童生徒の感染状況については、

都が直接把握していないことから報告はありませんでしたが、

大阪の状況を見たら、保護者・関係者としては気になるところ。

引き続き要望したいと思います。