昨日、東京都の令和3年度6月補正予算(案)が示されました⬇︎

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/05/18/20.html

トータルでは4,265億円ですが、そのうち新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する対策2746億円です。患者受入に向けた空床確保料の補助や、医療従事者に対する特殊勤務手当への支援など医療提供体制等の強化・充実にも活用させて頂くものです⬇︎

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/05/18/20_01.html

 

特に今回の目玉事業はこちらになります⬇︎

新型コロナウイルスワクチン接種促進支援事業 58億円

こちらは報道もされておりますのでご存知の方も多いかもしれません。

https://www.google.co.jp/amp/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20210517/amp/k10013035961000.html

 

高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種を必ず7月末までに完了する強い意思が確認できた思いです。

●事業の概略

かかりつけ医など地域の診療所が接種を行った場合、都が協力金を支給するというものです。7月末までに1日60回接種した診療所などが対象で、支給額は1日あたり17万5000円です。この取り組みにより、7末までに最大200万回接種できる計算となり、これは都内の高齢者のおよそ3分の1の人が2回接種できる回数に相当するということです。

●背景

高齢者向けのワクチン接種については、都の調査によレバ都内の3分の1の自治体が7月中には完了できない見通しを示していました。23区でも3つほどが間に合わない可能性を示唆しており、世田谷区は8月の受付をしていることからお分かりの通り、現時点では7末の完了が厳しい状況です。こうした自治体の接種促進支援こそ、広域自治体の役割です。

世田谷区も独自に接種体制の効率化を図るなどしながら、予約枠の拡充の努力を継続してくださっています。すでに5/18(昨日)からその受付をスタートし、8月予定が6月に変更できた!などの声も続々入っております。これは、世田谷区の現場職員・集団接種にご協力いただいている医療従事者の皆様のご努力のおかげです。ありがとうございます。

●今後

まずは6月の都議会第二回定例会にて審議し、決定を目指します。この事により、自治体などが設けた会場での集団接種とは別に、かかりつけ医などによる個別接種の機会を増やすことで、すべての区市町村で7月末までの接種の完了を目指します。

●運用の課題

1日60回接種した診療所に限定すると、対象となる医療機関は限られてくるのではないかとの懸念の声も聞いております。1本あたりにすべき、1日の接種回数を引き下げるべきなどの案も出ているようです。医師会との調整を行いながら運用を決めるようですが、こちらについてはもう少し時間もありますので、実効性のある施策となるよう地域の医療機関さんの声を頂きながら、引き続き案をぶつけていきたいと思います。