5/27の接種が終わった段階で、日本国内の接種回数 11,176,328回となりました。ここのところ、日本全国で一日あたり50万回接種となっています。さらに強化されることが期待されます。

ちなみに、世田谷区では5月27日時点で、計25,627回の接種を行いました。

先日、公表された築地市場跡地での都独自の接種会場でも1日あたり五千回程度の接種を予定するなど、国・自治体がそれぞれに接種拡大体制の強化を進めています。

この接種体制強化に一役買いそうなニュースがありました。

(下線:原文ママ)

アメリカの製薬大手ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は、一般的な冷蔵庫で保管できる期間を、現在の5日間から1か月間に延長する方針を決めました。

ファイザーとドイツのビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンは、長期間保管するには、特殊な冷凍庫を使ってマイナス75度前後に保たなくてはならないとされています。

2度から8度の冷蔵状態で保管できるのは5日間までで、同じく日本で承認されているモデルナのワクチンは30日間、アストラゼネカのワクチンは6か月間となっています。

こうした中、ファイザーなどは、2度から8度で最長1か月間保管できるというデータを新たにまとめ、厚生労働省も保管期間の延長を認める方針を決めました。

一般的な冷蔵庫でも2度から8度に冷蔵することができるため、自治体や医療機関がこれまでより保管や管理をしやすくなります。

厚生労働省は5月31日にも取り扱いの文書を改訂する方針で、EU=ヨーロッパ連合とFDA=アメリカ食品医薬品局も今月、同様に取り扱いに関する規則を改訂しています。

自治体や医療機関での接種会場の確保や接種体制を構築する上でネックとなってきたのが、ワクチンの保存でした。これが一定程度解消されることにより、今後更に接種体制が強化されることが期待されます。

まだ具体的にはなっていませんが、築地跡地活用は6月いっぱいまでの計画のため、その後の接種会場を新たに3、4箇所設けるべく都が調整に入っているとの情報もあるようです。

こちらについては、また正確な情報が入り次第報告いたします。