新型コロナウイルスのワクチン接種が、今月21日から大学などでも始まるのを前に、文部科学省は接種を迅速に進めるチームを4日、発足させましたとの報道がありました。⬇︎
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4284770.html
当初計画では、区市町村が主体となり集団接種をメインに、街の医療機関での個別接種などで進めてきましたが、ワクチン接種の加速化を目指して自衛隊による大手町や大阪での集団接種会場の設置や東京都でも独自の接種会場を設けるなど、接種ルートは多様化しています。
先週からは、企業や大学での接種会場化を積極的に後押しする動きや、65歳以上の高齢者の方の予約も目処が立ち始めたことからそれ以外の方へのワクチン接種券の送付を前倒しするなど加速化は進んでおります。
こうした動きを阻害する可能性があるのが、注射器による事故だと思います。
医師が誤って使用済みの空の注射器を女性に刺すミスがあったと発表⬇︎
https://www.google.co.jp/amp/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20210603/amp/k10013066541000.html
注射器を取り扱うのは、医師や看護師だけではありません。集団接種会場ではその処理・回収の事業者もいます。また、医師看護師にとっても日頃の慣れた自分の病院ではない施設やスタッフとの大量の接種になります。
いくら注意して取り扱っていたとしても、やはり上記のような接種ミスのニュースが散見されます。今のところ、大事故になってはいないようですが(あくまで報道を見る限り)決して安心は出来ません。
万一こうした大事故が起きれば、一気に現在加速しつつあるワクチン接種の動きを止めかねませんし、それは感染抑止の観点からも大きなロスにつながります。
そこで、こうした注射器・接種のミスを減らせないか調べていた中でお会いした企業さんから昨日お話を伺いました。
もちろん、様々な製品や対策はあると思いますが、多様なルートでの接種は、スピードを上げる利点と共に医療事故のリスクとも隣り合わせ。行政が管理しきれない場面もあります。ワクチン接種加速の動きを止めないために、出来る安全確保についてはしっかりと講じていく姿勢を東京都や地元世田谷区にも期待するところです。
ワクチン接種は強制ではありません。あくまでも任意です。