5月1日に政府から「7月末までに接種を希望する65歳以上の方全てに接種を行う」との方針が示されました。私の周りでも2、3割の方は「様子を見ながら判断んしたい」「なるべくなら射ちたくない」という方もいらっしゃいます。接種は強制ではありませんので、各自ご判断をしていただければと思います。ただ、多くの方が「少しでも早く接種したい」「予約取れたけど、8月だったよ」という方から切実なメッセージを頂いております。
こうした声を受け、昨日の都庁各局との意見交換会でも確認を致しました。まず都に明確に確認したのは、「都も7月末までの高齢者接種の完了は共通の目標ということか?」ということでした。明確に「東京都も7月末までに希望される65歳以上の方の接種を完了させる」との意思確認ができました。ともすれば、「国から急な要請で・・・」や「基礎自治体との連携が・・・」などとの言い訳が後から出てこないように、一つずつ丁寧に詰めていきたいと思います。
●ワクチン + ●接種会場 + ●医療人材(接種する人)
の3つ整えることが、円滑で迅速な接種には不可欠ですが、都においては特に●医療人材の確保がボトルネックであることが明らかになりつつあります。
そこで、↓こちらのお話を事業責任者の方から直接伺いました。
せっかくなので、都のワクチン接種担当の課長にも同席していただきました。
オリンピックの医師募集に280名が集まったことで非難も含めてニュースになりましたが、こちらの募集は1000名に迫る勢いだそうです。河野太郎大臣が自らPRされたり、官邸などからも発信があったことも大きいかと思いますが、とにかく接種人材不足の今、自治体にとってはありがたいお話です。
政府は医療機関に対して、「医師、看護師等の兼業」についての柔軟な対応も依頼をしているようです。国公立病院や公的病院でも同様とのこと。
現在の予約が8月以降(初回・2回目)となっている方が、世田谷区ではすでに大勢いらっしゃいます。こうした方が、予約枠の拡大によってしっかり7月中に射ち終えることが出来るよう、引き続き都内の接種のボトルネックを解消するために頭の汗を流したいと思います。
▶︎現在の課題
・予約拡大後には必ず【キャンセルと再予約】の作業が大量に発生します。こうした際のオペレーションがまた混乱しないように備えておかなくてはなりません。
・病院に入院されている方、高齢者施設にいらっしゃる方、自宅から動くことが困難な方(要介護4、5)自宅は世田谷区だけれど入院先が区外の方、などの接種をどのように行なっていくのかについても自治体と医師会との調整が進んでいますが、都は広域自治体として必要な支援を講じることが出来るよう注視してまいります。